校内の生活については以下のことを説明します。
- 大まかな1年の流れ
- 上半期ME2種
- 下半期 実習
- 国家試験に向けて
それでは解説します
大まかな1年の流れ
1年制の臨床工学技士養成校の大まかなイベントは
「ME2種」
「実習」
「国家試験」
の3つです。
ME2週は毎年9月半ばに予定されています。
実習は夏以降に各病院で行います。
国家試験は毎年3月の初め頃に行われます
上半期ME2種
ME2種について、公式サイトより引用です。
第2種ME技術実力検定試験
この試験は「ME機器・システムの安全管理を中心とした医用生体工学に関する知識をもち、適切な指導のもとで、それを実際に医療に応用しうる資質」を検定するものである。合格者は日本生体医工学会より合格証明証が交付され、「第2種ME技術者」の呼称が使用できます。また、第1種ME技術実力検定試験の受験資格が得られる。
公益財団法人日本生体医工学会 ME教育技術センター
この試験は医療機器の点検に関する基礎的な事項だけでなく、一部解剖学などの医学的な内容も含んでいます。
医療機器メーカーの方などは、取得する意義はあると思いますが、臨床工学技士を目指す学生ははっきり言って取る意味は“ほとんどありません”。
臨床工学技士免許があればME2種の内容を含んでおり、臨床工学技士として働く人は臨床工学技士免許を必ず取得するからです。
「それでは臨床工学技士の学生がME2種を受ける意味はないのでは」と思うかもしれません。ではなぜ“ほとんど”と言ったのでしょうか。
その答えはME1種の存在です。
私も始めはME2種を受ける必要はないと考えていました。しかし、臨床工学技士養成校の同じ講座にME1種を合格した方がおり、その方からME1種の受験にはME2種または臨床工学技士免許が必要であることを教えて頂きました。
そこで私は考えました。
働きながら勉強するのは恐らく厳しい。なので学生のうちに勉強してME1種を取得しよう。
この方法しかないと思いました。
ME1種の解説については後日予定しております。今回は割愛致します。
私は4月くらいからME2種合格に向けて勉学に励みました。
当時私が立てた作戦です
- 電気電子 物理 は諦める
- 解剖学などは今までの知識でカバー
- 医療機器安全管理学 治療機器学 生体計測装置学 をメインに点数を取る
- 小論文は半分以上点数を取る
これらの作戦のおかげでME2種を取得することができました。
ぶっちゃけ今の私がやったら受からないかもしれません。
下半期 実習
ME2種が終われば転職活動と実習を並行して行っていきす。
臨床工学技士の実習は機器管理部門、手術、カテーテル治療部門、透析部門に別れています。
昔は朝早くから夜遅くまで終わるまでは帰らせないみたいな病院もありましたが、現在では日勤の終わりまでには帰れることが普通になりました。
学生は臨床工学技士の業務を見学しながら、活動日誌とレポート課題を日々こなしていきます。このレポートは病院によって軽いものから重たいものまであるため、実習選びは大事です。
養成校の担当教員に助言をもらいながら選ぶと良いかもしれません。
地方などの地域によっては実習は施設が限定されるため、選択肢が限られてる場合もあります。
国家試験に向けて
実習や就職活動が一段落すれば、その後すぐに国家試験に向けて行きます。
いかがでしたでしょうか。
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