今回はCPAPを実際に導入してみた感想と継続のためのコツを解説します
CPAPを続けたくてもリタイアしてしまったという方や医師から導入を進められている方など、絶対に役に立つと思います。
それでは順番に解説します。
PSG検査の結果
前回の投稿では、私は簡易PSGを受けました。
その結果は以下のようになりました。
- AHI40
- 睡眠時 SpO290%
心拍数は80-100回/分で推移。呼吸をしているかを見ているFlowが落ち始める前に上昇しています。
Flowの低下に合わせて酸素飽和度も低下していきます。
中盤以降は酸素飽和度は常に90%前後で推移しています。本来はここまで下がりません。
酸素飽和度(SpO2)は肺や心臓の病気で酸素を体内に取り込む力が落ちてくると下がります。主に病院や在宅治療の患者さんで、必要に応じて測定します。睡眠時無呼吸症候群の簡易診断にも利用します。加齢によってもある程度低下し、労作時にも変動します。
一般社団法人日本呼吸器学会
一般的に96~99%が標準値とされ、90%以下の場合は十分な酸素を全身の臓器に送れなくなった状態(呼吸不全)になっている可能性があるため、適切な対応が必要です。
AHI
時間あたりの無呼吸と低呼吸を合わせた回数である無呼吸低呼吸指数(AHI)が5以上であり、かつ上記の症状を伴う際にSASと診断します。その重症度はAHI5~15を軽症、15~30を中等症、30以上を重症としています。
一般社団法人 日本呼吸器学会
私は40なので、まあまあ重症です。日中の眠気は自覚していませんが、立派な睡眠時無呼吸症候群(SAS)です。
CPAP導入
いよいよ導入です。
私は病院から処方されたCPAPの機械を用いてCPAPを導入して眠りました。
装着するとこんな感じです。
マスクには鼻と鼻口タイプがありますが、この写真は鼻タイプです。
ある程度寝返りをすることが予想されるため、鼻のみのものを選択しました。
鼻マスクの場合、口を開けてしまうと、機械からの圧が逃げてしまうので口を閉じることが必要です。
私は優肌絆という肌に優しいテープで口を閉じて眠りました。市販の口を閉じるテープでも代用可能です。
マスクのフィッティングが結構肝になります。フィッティングを意識するあまりキツめにする人がいますが、ふんわり鼻から浮くくらいで大丈夫です。
先に頭とおでこの位置を合わせて鼻マスク鼻に当てます。この時に自分でやるのが難しいときは他の人に手伝ってもらいましょう。
その後は顎のバンドをマスクが落ちない程度に締めます。ポイントは程々の強さ
さらに、寝ている間にバンドがずれないようにナイトキャップも使っています。
あとは機械側の蛇腹とマスクの蛇腹を繋いだら接続は終わりです。
最近は自分の呼吸を認識して開始する自動認識機能がある機種もありますが、基本はボタンを押して送気のオンオフを行います。
私は寝ているときに蛇腹が絡まないように、掛ふとんの上に蛇腹を置いて、布団の中で寝返りをうてるようにしました。
横を向いたときにバンドがゴワゴワするかと思いましたが、そんなに感じませんでした。
CPAP導入の結果
CPAPの機械は圧で呼吸の補助をしながら、同時にAHIや使用時間などを記録しています。
機械に付属しているSDカードに結果を記録するだけでなく、クラウドにデータ送信しております、病院で経過を見ることが出来ます。
今回の私の結果は
AHI0.6でした。
まだ慣れていないため途中起きてしまいましたが、
眠っていたときは無呼吸ではなかったようです。
しっかりと効果がありました。
今までしっかりと睡眠時無呼吸症候群だったようです。
もし機会があったら、酸素飽和度も測定してみたいと思います。
みなさんもCPAPを使って睡眠時無呼吸症候群を改善してみてはいかがでしたでしょうか?
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