私が看護師から臨床工学技士に1年でなった方法(入学編)

医療職あれこれ

結論から伝えます

看護師から臨床工学技士には1年でなることが出来ます。

その方法について解説します。

養成校の選択

本来は臨床工学技士になるには3〜4年の教育期間が必要になります。しかしながら昨今では専門職の育成に国も力を入れており、特に既卒の社会人の再就職先として医療職が注目されています。

人手が足りないところに人を配分する良い政策だと私は思います。

1年制の臨床工学技士の養成校については以下のリンクから確認できます。

公益財団法人 医療機器センター

公益財団法人 医療機器センター
医療機器センターは、すべての皆さまが安心・安全に医療機器をご使用いただけるように、認証等により医療機器の環境を整備し、産業・人材の育成と支援並びに、各種情報の提供を行っています。

この記事を執筆時は僅か9校。現在では臨床工学の飽和が懸念されており、今後養成校は減少していくかもしれません。

追加単位の取得

1年制の臨床工学技士養成校に入るためには、必修科目の取得が条件にあります。

私のように医療系の養成校を卒業した人であれば、解剖学などの科目履修しているため、追加の科目取得は基本的に必要ありません。

他の一般職から臨床工学技士養成校を受験ためには、放送大学等で別に科目を履修してからであれば受験することが出来ます。

給付金について

養成期間が1年とはいってもその費用は安くはありません。

私は名古屋の専門学校に入学をしましたが、卒業までに150万円かかりました。

そこである給付金の制度を活用しました。

それは

教育訓練給付金です。

教育訓練給付制度とは、働く方々の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を図ることを目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給される

教育訓練給付制度
教育訓練給付制度について紹介しています。

厚生労働省のホームページから

この制度のポイントは

  • 雇用保険の制度を活用している 
  • 専門的な資格、技術の金銭面の一部援助 
  • 受講する科目が認定されるか

この制度を活用するためには就業していた状態から解雇、または退職にて失業状態にあることが条件です。働いておらず、雇用保険料を払っていなければ受けられません。

この制度は医療に限らず、様々な職業訓練に対する援助が受けられます。厚生労働省のホームページのリンクから確認できます。

臨床工学技士の1年制を受験する時には必ずこの給付金制度に認定されている学校の講座か確認して下さい。学校に書いてもらう書類などがあります。詳しくはオープンキャンパスやホームページにて確認して下さい。

私は職業訓練給付金の中でも専門実践教育訓練給付金を受けました。援助金額はかかった授業料と受講期間が関係します、

私は1年間の受講期間で56万円の援助を受けることができました。

この制度のデメリットは

  • バイトができない
  • 毎月のようにハローワークに行く必要がある

この制度は「失業者」であることが前提であるため収入を得る行為は認められません。勉学に集中してもらう必要があるからだと思います。

そのため、生活費は別で準備出来ていないと資格取得に支障が出てしまいます。

私は貯金がほとんどなかったので、看護師の退職金100万円とバンクイックカードローンを200万円ほど借りて授業料と生活費をまかないました。

幸い私は医療職の資格を取得し、就職後は寮に入っていたので、カードローンの返済は何とかなりました。

毎月のようにハローワークに失業認定を受けなければならないため、大変面倒くさいです。平日は授業があることが多いため、ハローワークの人に何とか認定日を考慮してもらいました。

以上が臨床工学技士1年制の学校に通う場合に考えることです。

医療職は食いっぱぐれありません。何かを目指すために1年で医療職の資格を取得しておくのは保険になります、

是非参考にして下さい!

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